ラベル 米倉恒貴 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 米倉恒貴 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年4月29日火曜日

ケンペスがブレーキでは勝てないです!(第9節カマタマーレ讃岐)

  さすがに悪い流れが断ち切れないということで、スタメンはおろかフォーメーションを弄ってきました。GKは岡本。DFは右からキムヒョヌン・大岩・山口(智)・中村。MFはフラットで4枚になり右から谷澤・佐藤(勇)・兵働・井出。FWは2トップでケンペス・田中。結果論で言えば試合を支配できるだろうという甘い目論見が完全に外れて、一歩間違えばホームで屈辱すぎる連敗を味わうところでした。

  前半押し込まれてみて、兵働・佐藤(勇)のダブルボランチは守備でのチームを助ける動きが少ないなと感じます。良いゲームをするジェフは地味なところで山口(慶)が相手を遮断したり、佐藤(健)が粘り腰のマークを見せたりしていて、「守備のいいプレー」が目立つことが多いのですが、この試合は失礼ながら相手の決定力の無さに救われました。

  とりあえず右SBはキムヒョヌンを起用するのが現時点ではベストな選択に思います。しかしケンペス・大岩・キムヒョヌン・山口(智)の4枚が飛び込むCKを10本以上放って、1ゴールも奪えないのは「不運」じゃ片付けられないモヤモヤを感じます。前節の富山戦ではショートコーナーを使わざるを得ないほど高さが不足したわけですが、結局は高さがあればいいというわけでもないみたいです。讃岐の守備はCKを獲り易いから「高さ重視」のメンバー構成というベンチワークは素晴らしいのですけど。

  ジェフファンは監督やフロントへの批判が目立ちますが、スポンサーと力を合わせて「田中」「中村」のような優秀な選手を指名買いして即戦力として活躍もしているわけですから、そこまでフロントが悪いとは思いません。鈴木監督にしても、J2チームで複数の実績ある選手をベンチあるいはベンチ外にしなければならないという難しさが、ジェフというチームにはあると思います。

  私も1人のファンとしてとても言いにくいのですが、監督でもフロントでもなく、やはり選手自身が「サッカーでメシを喰う」ということの意味を自覚し、「自分が大活躍して勝つんだ!」という気持ちが伝わるようなプレーを見せてもらいたいです。前節に対戦した富山の中島選手はレンタル選手ながら「オレがこのチームを支えている!」という気迫に満ちたプレーを見せてくれました。敵チームながら「天晴れ」なほど1人で何度もチャンスを演出していました。

  去年のジェフには米倉がいました。彼のサイドアタックには客をスタジアムへ呼び寄せる「プロフェッショナル」なオーラがありました。今年のジェフには一体何を見ればいいのでしょうか? もちろん谷澤は例年になく調子が良さそうですし、兵働が魅せる「ファンタジー」もよくわかっていますが、毎試合で全力プレーを「約束」してくれる米倉の魅力はとても大きかったなと・・・残念ながら今年のサポーターは痛感しています。

  米倉はJ2で1年目の江尻政権時代にメンバー入りするようになりましたが、スタメン起用に2ゴールで応えても、当時の攻撃的MFの異常なまでの層の厚さから、次節にはベンチということもありました。J2の2年目で谷澤がFC東京に出てから不動のスタメンに名を連ねるようになりましたが、江尻監督の時代は「12試合で5ゴール」挙げていながらも、十分に信頼を勝ち取ることができませんでした。いまのジェフでこれだけの成績を挙げていたら間違いなくチームリーダーの器じゃないですか?

  これだけの成績でも満足に試合に出られない厳しい環境にいたからこそ、あれだけのスター性のある選手に成長のでしょうね。同じポジションでまるで寵愛されているかのように起用される町田・井出の両選手が米倉レベルにまで達するには、やはり自覚が必要なんじゃないかと思う訳です。(上から目線で失礼しました・・・)

  さて次節はジュビロ磐田戦です。讃岐戦と磐田戦である程度のターンオーバーを考えているのかもしれませんが、町田・大塚を同時に温存するのもちょっと腑に落ちません。森本のスタメンはありそうな気がしますが、誰かが口火を切るゴールをこじ開けないといけません。そろそろ臨時キャプテンの大岩に「大車輪」の活躍を期待したいところですが・・・。


ジェフ1ー1讃岐   得点者 谷澤(ジ) アンドレア(讃)

  

2013年9月16日月曜日

佐藤健太郎の重要性が身にしみただけの決戦・・・(第33節京都サンガ)

  京都・大木監督はやはり鬼門だ。だけど最大の敗因は「自滅」といったところか・・・。オシム監督が認めたスーパーアタッカー・山瀬選手を掴まえられず、ホームでショッキングな逆転負けを喫しました。前節の福岡戦で坂田選手に引き裂かれた守備陣が、坂田選手から横浜Fマリノスの主力の座を奪った山瀬選手に対峙するわけですから、前節以上の危機的状況だったはずです。前半こそはプレッシングで相手を上回りましたが・・・。結果的に大木監督の掌で踊ってしまった(これがファンには一番悔しい!)。

  京都の思わぬ低迷とジェフの勝ち星が伸びない。どちらも「弱い」チームなんだろう。もちろんJ2でガンバと互角に戦える戦力を持っているという見方もあるけど。先日、日本代表の試合を見ていてジェフ(あと京都)がなぜ弱いのかが、ちょっとわかった気がした。日本代表もコンフェデの前後から雲行きが怪しくなっていた。先日のテストマッチは相手の戦力(グアテマラ・ガーナ)にやや疑問は残るが、グアテマラ戦のヒドい前半はまるでジェフがうまく行かない試合を見ているようだった。後半に本田選手と柿谷選手そして工藤選手が投入された直後に、攻撃陣のプレースピードが一気に上がり15分程度で試合を決めてしまった。

  このまま10点くらい取るのかと思ったところで、ザッケローニ監督は3-4-3に変更したので、リズムが変わってしまったが、日本代表の真の強さが見えた15分だったと思う。柿谷・本田・香川に工藤の4選手が目の色を変えて相手ゴールを目指す。4人とも表情が完全に「イって」いた。4人とも強烈なパーソナリティを誇り、自分の能力に完全に自信を持って「オレが決めてやる」オーラが全開でした・・・。

  前節の福岡戦では、リードされてゴールを目指すケンペスと米倉に同じようなオーラがありました。絶好機でパスをを出さずに自分で打ったケンペスに対し、米倉が凄い剣幕で詰め寄るシーンも見られました。その後ケンペスの同点ゴールの直後、喜び合う2人の姿には熱いものを感じました。おそらくジェフファンの多くは闘志を見せる米倉と「共闘」できる選手を使ってくれと感じているはずです。ケンペス・田中・佐藤健の3人に加えて新たに森本選手が高いモチベーションでやってきたように感じますが・・・。

  FKの伊藤選手はともかく、高い技術でスタメン入りした大塚選手が、ケンペスとのコンビネーションに成長が感じられず、今節も途中出場も試合にまったく入れず、チーム状況の未熟さを露呈しました。そして本来はチームを引っ張るはずの谷澤選手が無責任極まる「軽いプレー」を連発し、さすがの鈴木監督も懲罰交代を発動しました。そして同じくベテランの兵働選手も途中出場しましたが、慣れないシチュエーションになにも仕事ができず・・・。

  敢えて厳しいことを言うならば、監督の期待を受けてスタメンフル出場を飾った町田選手も待ちに待った「瞬間」なわけですから、もっと全力で戦う準備があっても良いのではないかと思います。さて日本代表を模したような、「オレ様カルテット」をジェフの前線で結成するとしたら? 現状ではケンペス・森本・田中・町田の4選手でしょうか。町田選手の代わりに米倉選手を入れて、後ろに闘志溢れるキムヒョヌン選手が控えてもいいかもしれません。次節のスタメンに期待したいと思います。


ジェフ千葉1−2京都サンガ   得点者 田中


スタメン
GK岡本 6.0△(不可抗力の2失点、いつもならビッグセーブで勝利も・・・)
DF米倉 5.5△(後半の悲惨なチームでは、いつもの闘志も見せられず)
DF竹内   5.5△(最終ラインで強さを見せたが、フィードやパス回しの不安定さでチームが浮き足立つことも)
DF山口(智)    5.0▲(J2でやってられっかという意識があるのかと邪推してしまう)
DF高橋    5.0▲(ヤザのミスを良くカバーして、プレスや裏へ抜けるタイミングも良いが、もっと大仕事を!)
MF佐藤(勇)   4.5▲(スタミナの鬼と評されたのも過去?前半だけで終わってしまった)
MF伊藤  6.0△(FKの精度は申し分ない、セットプレーでの期待感は高いが、ロングパスも見たい)
MF谷澤   3.5★(雑なプレーを連発してプロとは思えない醜態をさらした。スタメン落ちも覚悟すべき)
MF町田   5.5△(実質的なプロデビューで「何か」をしようとしていたが、運がなかった、次もチャンスあるよ)
MF田中   6.0△(ヨネに並ぶオールラウンダーでチームへの貢献は高い、交代したらチームが終わった・・・)
FWケンペス    7.0△(森本と一緒にやれば結果はでただろう、戦術の犠牲者か)

交代
FW大塚  4.0△(ゴールを挙げることでしか評価を上げることはできない)
MF兵働  4.0△(体にキレがなく、去年見せた相手を圧倒する技術が影を潜める)
MF森本 5.0△(プレー時間が長ければ結果は出るだろう、シーズンが終わる前に真価をみせるのか?)   






  

2013年9月3日火曜日

米倉の背中に羽根が見える!(第32節アビスパ福岡)

  4試合勝ちがなく、今日も最初からどう転ぶか解らない重苦しい雰囲気が漂う試合でした。またもや前半の早い時間で気力が削がれるような失点を喰らってしまい、「良くて引き分けか?」というサポーターながら疑心暗鬼な気分になってしまいました。コンディションの良し悪しが解りにくいケンペスが、やや浮き足立つ福岡DF陣をこじ開けようと奮闘する姿を見ても、周りとの連携不足で効果的な攻撃にならずヤキモキします。

  いつも以上にミスを重ねるジェフDF陣・・・。名指しで申し訳ありませんが竹内さんです!あくまで私の憶測ですが、この試合の竹内さんは「ミスしたらヤバいな」と頭で考えながらプレーしているようで、当然というかおそらくイメージ通りだったであろうミスを連発します。第29節松本山雅戦に現れた闘争心の塊のような竹内さんはどこへ行ってしまったのか? チームのテンションがガタ落ちになりそうな決定的ミスが数回あっただけでなく、ことごとくパスミスを繰り返していました・・・。

  こういうプレーが続くとチーム全体が下を向いてしまうのが、今のジェフの最大の弱点なのかなという気がします。本当に強いチームというのは仲間のミスで浮き足立つことなく、「オレがチームを救う」みたいな野心的な選手がいつも以上に躍動したりするものですよね。昨日のジェフには間違いなくそういう空気がありました。米倉選手の躊躇ない攻撃参加には「オレが絶対に決める」という強い意志を感じます。

  さらに昨日は佐藤勇人選手がスタメンだったこともあり、米倉選手の攻撃参加がいつも以上に威力を発揮しました。佐藤勇人選手は周りが早く動けば動くだけ、そのスピードに合わせてバックアップする能力を持った選手だと思います。その能力は日本代表の遠藤選手に匹敵するキレがあります。とにかくこの試合は米倉選手のムダ走りがとても少なかったです。

  米倉選手も味方が出した前線へのボールをかなり高い確率でビッグチャンスにつなげます。失礼ですが逆サイドの高橋選手にも同数以上のボールの供給が行われていますが、こちらのサイドはがっかりするほどにチャンスになりません。なにが違うのか? 竹内選手や高橋選手は元々名古屋グランパスや浦和レッズといった強豪チームのサブメンバーでした。これらの強豪チームには能力の高い選手が多く、竹内選手や高橋選手が中心になって戦うというシーンはほとんど無かったのではないかという気がします。竹内選手や高橋選手は前所属チームではチャンスがあれば出番が回ってきたタイプのプレーヤーでした。守備的な選手なので、おそらく出番が来たら次も使ってもらうために、「ミスをしないように」と考えて試合に入っていったのでしょう。同じくガンバ大阪に所属していた大塚選手や山口智選手も強豪の中でチームの中心とはやや違う立場でプレーしていました。

  こういった経歴の選手は能力は申し分ないのですが、メンタル面である種の弱さを抱えているのではないかと私は思います。一方でアマチュアチームからJ2のジェフで頭角を表した米倉選手には、逆にハングリーさというべき思い切りの良さがプレーにも見られるような気がします。欧州の主要リーグなどでも2部で思い切りよくプレーしてきた選手が1部でも大活躍することが多かったりするのもこれと同じだと思います。

  ジェフに新加入した森本選手もそういう意味では米倉選手のような思い切りの良さが特徴の選手といえるかもしれません。10代でイタリアに渡り、弱小チームの選手として活躍してきた経歴は今のジェフにとってとても貴重な存在だと改めて思います。およそ30分プレーした森本選手も可能性を感じさせるプレーを随所に繰り出していました。この試合の最終盤では、前線がケンペス・森本・米倉・田中のフィジカルとスピードに優れる4人になりました。まるでプレミアリーグを見ているような、縦パスに反応する4人が相手DFを追い越して突進する「キック&ラッシュ」は大塚・谷澤の技巧派とは違う「未体験」の迫力がありました。次節はスターターに大塚・谷澤を使って京都とテクニックの応酬を見せたあと。森本&田中を投入して"フィジカルテット"で決着を付けるという「王道」サッカーになりそうです。ナム&町田腐るなよ〜!



アビスパ福岡3−4ジェフ千葉   得点者 ケンペス3、米倉


スタメン
GK岡本 7.0△(3失点したが、勝利をたぐりよせるビッグセーブが何本もあった)
DF米倉 7.5☆(最前線に出てくると攻撃が一気に分厚くなって得点の匂いが充満!)
DF竹内   4.5★(せっかくの勝利も悔しいほどに良いところがなかったゲーム、次頑張ろう)
DF山口(智)    5.0▲(キレのある切り返しに軽くやられるシーンが目立った)
DF高橋    5.0▲(これだけ試合に出ていてまったくといっていいほど攻撃のアイディアが見られない、プロか?)
MF佐藤(健)   5.0▲(先制点のきっかけになる不運なファウル、プロだったらあれは油断じゃ?)
MF伊藤  6.0△(同点アシストは見事、ヨネに代わるアシストキングになれそうだ)
MF大塚   5.5△(3点目のセンスあるラストパス、だけどオレがハットトリックくらいの気持ちが欲しい)
MF佐藤(勇)    5.5△(スタメン復帰で熱いプレーが増えた、昇格のキーマンだと思ってるが・・・)
MF田中   5.5△(飛び出しまでは完璧だけど、その先の精度を上げてゴールを量産してほしい)
FWケンペス    7.0△(森本との関係が良さそう、久々の無双な立ち回りが他の試合でも出せるか?)

交代
FW森本  6.0△(敵陣で前を向いてタメを作れることを示した、これはチームにとって大きい)
MFキムヒョヌン  5.0△(守備固め要員だが、パスのセンスもなかなか非凡ボランチ起用もOKでは?)
MF大岩 5.0△(役割が地味なこともあり、入団時のハングリーさが感じられない気が・・・)   



  

2013年8月4日日曜日

出た!佐藤勇人の必殺カウンター(第27節水戸ホーリーホック)

  前節は久しぶりの敗戦が悔しすぎて記事が掛けませんでした・・・。結果こそ残しているけど、全くもって強いのか弱いのか分からないのが今年のジェフです。試合を見ているサポーターはもちろん、もしかしたらやっている選手達も同じ想いではないでしょうか。連勝していても内容が伴っていないので、選手たちも慢心することなく必死でプレーしている結果なのかもしれません。

  右SB米倉の大ブレイクに加えて、不動のレギュラーを掴んでいる大塚・伊藤の両選手がチームにとっていい結果をもたらしているのは間違いないでしょう。特に大塚・伊藤の両選手は去年はジェフサポーターに全く存在感を示すことができませんでした。彼らにとっては屈辱の1年だったと思います。今期も開幕からベンチにも入れない日々が続き、このまま1年終わったらサッカー選手の廃業も見えてくるくらいの厳しさはあったと思います。両選手の能力には疑いの余地もないですが、この2人の「背水の陣」といえる切実さ溢れるプレーはジェフにとって非常に大きいです。

  今節から兵働選手がスタメンに復帰しました。伊藤選手・サトケン選手のダブルボランチは今や絶対的なファーストチョイスになっているようで、兵働選手や佐藤勇人選手が入っても絶対に崩さない「形」になりつつあります。バックアップ要員としては山口慶選手くらいしか想定していないようです。もう少し攻守にパンチの効いたボランチを補強してほしい気がします。

  米倉選手が守備的なポジションで使われるようになったのとは対照的に、佐藤勇人選手は攻撃的なポジションへとコンバートされたようです。ご存知のように双子の弟はJリーグ屈指のストライカーということもあり、勇人選手も攻撃力に優れたMFで、その攻撃力はあのオシム監督の絶大なる信頼を得ていたほどでした。ここ数年はチーム戦術の中で守備的MFを任されていましたが、どこか戸惑いを感じている様子がありありと感じられました。J2初年の江尻体制ではチームの主軸としての存在感を放っていましたが、オーロイ加入の2年目から輝きが薄れてしまいました。

  前線に大柄な選手を置き、2列目にはスピードがあってボールキープに優れるタイプを置くという、ジェフはチーム作りのコンセプトがあまりにも「当たり前」すぎることで、戦力的に劣るであろうJ2の相手に面白いように金星を挙げられてしまいました。今年の戦術はその「王道」からの脱却が鈴木監督によって行われつつあるようです。去年の木山サッカーが強くなったと思ったらすぐに相手に研究されて、3連勝4連勝が果てしなく遠かったわけですから、大きな進歩をしていると思います。

  常に進化し続けるチーム戦術は、「ゼロトップ」「兵働ボランチ」「米倉SB」「チーム大塚」と対戦相手が対応しきれないほどのバリエーションを誇っています。そして新たに「オフェンシブ勇人」という、おそらくは江尻コーチの発案と思われる新戦術が導入されています。大塚or谷澤といった攻撃的な選手に変わって勇人選手が入ると、相手は「守備固め」と思って前掛りになります。そこをすかさず「カウンターの鬼」こと勇人選手が絶妙なタイミングとポジション取りでカウンター攻撃の主軸を担うわけです。今日はその狙いが上手くハマり、ダメ押しの2点目を見事にもぎ取りました。シーズン終盤のジェフの隠し玉戦術としてまた決定的な仕事を期待したいです。




ジェフ千葉2-0水戸ホーリーホック  得点者 米倉・田中

スタメン
GK岡本 8.5☆(今や日本最高のGKと言っても過言ではない!鬼セーブ連発で柱谷哲監督も脱帽?)
DF米倉 6.0△(決定力の高さが光るが無念の負傷交代でとても心配だ)
DF竹内   5.5▲(クリーンシートだが、パスミスで悪い流れを招いてしまった感がある)
DF山口(智)    6.0△(決定的なクリアやカバーリングが目立つ、さらに鈴木隆行選手を押さえ込んだ)
DF高橋    5.0▲(後味の悪いプレーが何度となく飛び出し、次節出場停止で代わりの選手の活躍次第でべンチ?)
MF佐藤(健)   6.0△(田中選手の不在を補うように前線に何度も顔を出すダイナモぶりは素晴らしい)
MF伊藤  5.5▲(セットプレーが少なく見せ場なし、攻撃回数が増えればゴール前FKも多くなるが・・・)
MF大塚   6.0△("宇佐美効果"でかなり燃えている、プレーの幅も毎試合ごとに広がってきた)
MF谷澤    6.0△(プロらしい優雅な先制アシストと2点目の起点とどちらも素晴らしかった)
MF兵働   5.5▲(パスの質は遠藤・二川レベル!大塚との役割分担にやや課題が・・・)
FWケンペス    5.0★(韓国人DFの前に沈黙、攻撃回数が少ないと見るべきものが少ないタイプのようだ)

交代
DF大岩  5.0▲(アクシデントによる出場もやや地味、去年のような大胆さを期待したい)
MF田中  6.0△(ダメ押し点お見事!パスミスもあったが失敗を恐れず突っ込めばとてもいいプレーがでるタイプ)
MF佐藤(勇)  6.0△(スタメン落ちこそしてるが、攻撃的ポジションで躍動!永輔の再来)   





2013年7月21日日曜日

「大塚ジェフ」と「宇佐美ガンバ」の終盤戦に突入の予感(第25節愛媛FC)

  ガンバとヴィッセルの首位攻防戦の前半を見ていたが、復帰初戦の宇佐美選手が早くも大暴れしていた。それほど派手なプレーは無かったが、やや失速気味だったガンバを再加速させる予感がプンプンしていた。ジェフのゲームが始まり、オンデマンドを切り替えると、いつも通りのジェフの「省エネ」型の前半が展開される。同じJ2でこれだけ温度差が変わってしまうのか・・・と、ややがっかりもするのだが、結果を出し続けているジェフのチーム戦術をサポーターも熟知しているので、不満があるわけではない。勝ち点3を必ず取りたいゲームでシュートが1本も打てずに20分以上が過ぎる。それでもジェフのペースとすら思えてしまう不思議な感覚がある。

  ほぼ同内容の前半を見せつけて5連勝を達成してきたジェフは2003年頃のオシム時代に匹敵するような「勝負強さ」を持っている気がする。端的に表現すると「ドMな前半」と「ドSな後半」のギャップで相手チームも訳分からない内に負けていく印象だ。前半は圧倒的に優勢だった相手サポーターをも、「今日は運がなかったな」と妙に納得させてしまうほどの絶妙なゲーム展開なのだ。両チームのサポーターはそれでいいだろうが、前半の冷めた内容を見せつけられるのはちょっと納得が行かない気もする。チケット料金を半額にすべきか?

  もしかしたら6連勝をいいことにジェフを買いかぶり過ぎているのかなという気もする。つまらない所でボールを失うケースが多く、DF陣とGKの岡本選手の奮闘が光る時間帯が続く。愛媛FCには失礼だが、もしもっと決定力がある相手だったら、一気に畳み掛けられていたかもしれない。結果的に米倉選手の決勝点で辛くも勝利をものにした。やはり米倉選手はスターだなと思うが、今日の最大のプレーはその直前に相手GKに弾かれた大塚選手の決定機だったように思う。チャンスらしいチャンスもなかったジェフが突然に見せたビッグプレーだった。ケンペス選手のポストからダイレクトにグランダーの縦パスが出てくる、抜け出した大塚選手がまるで香川真司選手かと思わせるような完璧なトラップでボールを置くが、シュートがやや甘くGKに弾かれた・・・。ちょっと残念な展開ではあるが、こんな凄いプレーが飛び出すと当然のようにチームのスイッチは入る。

  香川真司選手が加入した直後のドルトムントは、今とは違って無名選手の寄せ集めで今のセリエAのラツィオやパルマのような中堅チームに過ぎなかった。ゲーム展開も劣勢のものが多かったが、そんなチームに突如スイッチを入れるのが香川選手の役割だったように思う。今日の大塚選手のプレーには、どこかドルトムントの香川選手の面影があった。ご存知のようにドルトムントはシーズン2連覇を果たし、香川選手が抜けた今年もさらに成長しCL決勝にまでコマを進めた。香川選手を獲得した2010年の段階でこの状況を誰が予想しただろうか。

  もちろんドルトムントの選手達は無名ではあったが実力もあったのは確かだ。今ジェフでも米倉選手や田中選手、佐藤(健)選手などが脚光を浴び始めている。これらの選手が自信を持ってプレーするようになってからジェフはだいぶ強くなったように思う。そのスイッチを入れたのが大塚選手なのではないかと思う。開幕当初からナムスンウ選手やジャイール選手のきらめく才能の前に、正直言って大塚選手に期待を寄せる声は少なかったように思う。これもまるでドルトムント入団時の香川選手のようだ・・・。

  大塚選手のトラップを見て米倉選手にスイッチが入ったように思う。セットプレーのキッカーが伊藤選手になると、ここぞという局面で米倉選手はボールを要求することがある。ケンペス選手・山口(智)選手・竹内選手の3枚を囮に使って1本目のCKから米倉選手に合わせてくるとはいくらなんでも相手も想定外だろう・・・。

 モンテディオ山形0−3ジェフ千葉  得点者 山口(智)・大塚・ケンペス

スタメン
GK岡本 7.5☆(今やJ2だけでなく日本で一番ノっているGKか?無失点で勝利に大貢献)
DF米倉 6.0△(伊藤選手とのサインプレーで得点をもぎ取っていく"支配者"っぷりに脱帽)
DF竹内   6.0△(キムヒョヌンの出場停止も、代役として無難に相手をシャットアウトした)
DF山口(智)    6.0△(愛媛・伊藤選手のキレにも全く動じず、完全に復調した)
DF高橋    5.5▲(もっと大胆不敵に切り込んでゴールを狙っても良いのでは?)
MF佐藤(健)   6.0△(集中力もスピードもある欠かせない中堅選手)
MF伊藤  6.0△(セットプレーキッカーとして試合を決める力を今節も証明)
MF大塚   6.0△(パス・トラップ・ボールキープに加えて守備も上手くなってきた、J1復帰なら代表か?)
MF谷澤    5.0★(ちょっとコンディションを崩しているようで、キレがない。抗議シーンばかりで画面に登場)
MF田中   5.5▲(最終ラインから最前線まで米倉選手以上に多く顔を出す。ミスが減れば良いが・・・)
FWケンペス    6.0△(ゴールは奪えなかったが、相手にとって最大の脅威だった。)

交代
MF佐藤(勇)  5.0▲(左サイドに投入され、どうやら鈴木監督お得意のコンバートか?)
DF大岩 
MF山口(慶)    

2013年7月10日水曜日

ガンバ・ヴィッセル・サンガに無敗でシーズンを勝ち抜けるか?(第23節ガンバ大阪)

  やはりというか、ジェフは戦力が整った相手と戦うとやたらと強いです。J2に落ちてから天皇杯でのJ1チームとの対戦成績は勝ち越していることからもそれは証明されています。柏レイソルやFC東京がJ2を独走したシーズンだってこの両チームとの直接対決はまったくの五分に持ち込んでいるほどです。そしてこのガンバ戦もまたそんなジェフの特徴が最大限に発揮されたゲームになりました。

  スコアこそ3-0の完勝ですが、内容ではそこまで差はなかったように思います。試合開始直後からガンバの想像を絶する早いパス回しの前に、まったく対応できないジェフは次々にチャンスを作られました。そのピンチの時間帯に獅子奮迅の働きでガンバの攻撃を跳ね返したのが、キム=ヒョヌン選手と山口智選手の両CBです。キム選手が潰しに行き山口選手がカバーするという明確な役割分担もはっきりしてきて、コンビが良くなってきて頼もしコンビになってきています。パウリーニョ選手のミドルはいよいよやられたかと思いましたが、これが幸運にもバーを叩くと直後の反撃から米倉選手があっさり先制に成功してガンバの出鼻をくじきました。

  最近のジェフのカウンターは去年以上に凄みが出て来たように感じます。特に相手の少なくなった守備陣は米倉選手のサイドをケアするために1人取られるので、中央の人数はさらに手薄になります。米倉選手も1対1の強さはJ2最強レベルと言っていいほどに急成長を遂げていて、特にカウンターの局面でボールを受ければほぼ確実にビッグチャンスを演出してくれます。要するにJ2のDFでは米倉選手を1人ではまず止めきれなくなっています。代表の今野選手とのマッチアップなどあれば面白いと思ったのですが、このゲームでの今野選手の相手は元ガンバで注目されていた大塚選手でした。

  大塚選手もスタメンに定着しつつあり、ゲームにもかなり慣れてきてプレーのクオリティがどんどん高まっているように感じます。とくに伊藤選手と一緒に使われることで相乗効果が生まれているようです。開幕からのスタメンでは兵働選手とジャイール選手くらいしか、米倉選手のサイド突破に効果的なパスを供給できなかったですが、今では大塚選手と伊藤選手がチャンスと見るや米倉選手に綺麗にスルーパスを通してきます。谷澤選手や田中選手から米倉選手へつながる攻撃がとても少なくて、いつもイライラしていたのですがここにきてこの2人は最前線のアタッカーとして米倉選手のクロスに詰める役割になっています。

  大塚選手と今野選手、谷澤選手と加地選手など激しいマッチアップでガンバの主力選手をイライラさせることに成功したのも、勝利に大きく貢献したようです。さらに遠藤選手の不調もジェフにとっては幸いしました。ジェフの待望の追加点はライバル選手の加入でお尻に火が付いた高橋選手のいつも以上の頑張りから、大塚選手がFWらしい綺麗なシュートを決めました。とりあえず様々な要素が徹底的にジェフによって有利に働いたようです。

  ジェフ千葉3−0ガンバ大阪  得点者 米倉・大塚・山口

スタメン
GK岡本 7.0△(再三に渡る好セーブを連発し相手GKより完全に出来で上回る)
DF米倉 7.0△(なかなかのスケールを感じる選手に成長した、香川真司のような輝きがある)
DFキムヒョヌン   7.0△(この数戦のスタメンですでにJ2最強のCBであることを証明した)
DF山口(智)    7.0△(今日は守備での好プレーが目立った、古巣に一撃もさすがスター選手といったところか)
DF高橋    6.5△(勝負を決めた2点目のアシストは見事、更なるレベルアップの予感も)
MF佐藤(健)   6.0△(不動のレギュラーは認めるが、さらに質の高い攻撃力があれば・・・)
MF伊藤  6.0△(セットプレーでの期待感はすでに兵働選手を上回っているかも?)
MF大塚   7.0☆(責任感のあるプレーでチームメートから信頼される前線になりつつある今日は特に良かった)
MF谷澤    5.5▲(加地選手に仕事をさせない粘り腰が一番目立っていた攻撃がちょっと物足りない)
MF田中   6.0△(遠藤選手へのプレッシャーが強烈で守備に貢献)
FWケンペス    5.5▲(このゲームはいまいち乗り切れなかった?)

交代
MFナムスンウ 5.5▲(入ってからガンバのペースになったのがやや残念)
DF大岩    
DF佐藤(勇)

2013年6月29日土曜日

江尻"バルサ"サッカーの完成か?(第21節東京ヴェルディ)

  「パス回しではなくて、ゴールを見に来たんだ!」というスタンドのやきもきする空気を知ってか知らずか・・・。先制点があっさり入ってしまったので、前半はパスの上手さにみんな完全に「酔って」ましたね。それにしてもパス回しだけは恐ろしく上手い、いつからこんなチームになったのか? 来週のガンバ戦も「パスで勝てる」のではというほど自信満々に回していきます。もっともジャイール選手とケンペス選手のいる「パワー&スピード」の攻撃で輝いていた米倉選手の良さがちょっと霞んでいた気もしますが・・・。

  特に上手いのは主力の怪我でスタメンを掴んだ、大塚・伊藤・ナムスンウの3選手で、視野も広くボールロストもほとんどなく、ピッチの中央でも中田英寿のようにボールを受けてました。この圧倒的なポゼッションの成果もあって、前半から守備に奔走したヴェルディの足が後半になって完全に止まりました。このサブ組の「高い技術」に触発されたのか、いつもはつまらないロストを繰り返す田中佑昌選手までもが、「オシャレ」なパスを繰り出していました。米倉・谷澤のスタメン組両選手がイマイチ乗り切れない中で、田中選手は上手くハマっていました、スタメン・サブのどちらともシンクロできるこの選手はとても貴重かもしれないです。

  前半に3−0でリードみたいな展開になれば、町田選手の出番かなと期待したのですが、そんなに甘くはなかったですね。怪我人続出で「野戦病院」の攻撃陣ですが、2トップを組んだ大塚選手とナムスンウ選手がゴールを決めてくれました。ナムスンウ選手は相手のミスを逃さず、ほぼ一人でゴールをもぎ取りました。シュートに行くスピードはケンペス選手並みに優れているので、小柄でも前を向かせたら相手にとって一番怖い選手かもしれません。

  大塚選手のゴールはスタメン組がたっぷりのお膳立てをしたゴールでした。谷澤選手のスルーパスに田中選手が走り込み、相手の3人のブロックに右足のシュートコースを消されるも、なかなかのキレで左から突進して、シュートでそこに詰めた大塚選手が難なくゴールだったのですが、ゴール正面に大塚選手よりも早く詰めてきたのが、「カウンターの鬼」の佐藤勇人選手でした。オシム監督時代から賞讃されて来た得意の「詰め」が相手のマーカーを引き付けていたからこその、大塚選手のゴールだったと思います。

  守備陣でも竹内選手の代わりにスタメンを張ったキムヒョヌン選手が"レジェンド"高原選手を完封したのも大きかったです。カバーリングで不在の時に1失点こそしましたが、キム選手が君臨するジェフゴール前は常にキム選手が制空権を握っていました。このプレーがコンスタントに出来るならスタメン獲得かなという気がします。

ジェフ千葉2−1東京ヴェルディ  得点者 ナムスンウ・大塚

スタメン
GK岡本 5.5△(クロスボールの対応が見ていてちょっと怖い気が・・・)
DF米倉 6.0△(控えめながらも1プレーをしかっりビッグチャンスにつなげる力はさすが)
DFキムヒョヌン   6.5△(ヘディングの強さと速さを備えていて初CBでも頼もしい働き)
DF山口(智)    6.0△(終始落ち着いていて、キムとの連携もとても良かった)
DF高橋    5.0★(果敢なインターセプトを見せていたが、攻撃時に怖さがない、米倉のようなチャンスメークを)
MF佐藤(健)   6.0△(もともとパス能力に定評があり、)
MF伊藤  6.0△(中央でボールを楽々繋ぐ、分厚い攻撃を生み出す原動力)
MF大塚   6.0△(トラップが光る、だがシュートの形をもっと作らなければ再びベンチか)
MF谷澤    5.5▲(米倉からのダイレクトパスへの対応力が魅力、もっと前線で待て)
MF田中   7.0☆(勝利の立役者、体のキレが戻り、チームを何度も救った)
FWナムスンウ    6.0△(もう1点取っていれば文句なしだが、ゴールゲッターとしての素養はまだ未知数)

交代
MF佐藤(勇) 5.5▲(伊藤大介の活躍を見て発奮したようだ)
DF大岩 
DF山口(慶)




2013年6月9日日曜日

米倉の進化こそがジェフの未来!?(第18節ヴィッセル神戸)

  2013年のJ2を英プレミアリーグになぞらえると、ガンバ大阪が「マンチェスター・ユナイティッド」でヴィッセル神戸が「マンチェスター・シティ」といったところでしょうか。大阪はかつて繊維工業の発達で「東洋のマンチェスター」と呼ばれた都市なので、ちょうどイメージがぴったりです。対して東京(ロンドン)の近郊のチームのジェフ千葉は「トッテナム」かな?(チェルシーではないな・・・)

  今節の相手は「マンC」ことヴィッセル神戸で、リーグ最強といえるフィジカルを誇る「マッチョな」チームです。スタメンは全員J1強豪でもレギュラークラスばかりで、助っ人外国人は質・量ともにJリーグ最強レベルと言えます(ガンバもジェフも遜色ないが・・・)。ただそこは所詮「マンC」ということで、戦術面での完成度が低く個人の力に依存している様子も見て取れます(失礼!)。前半はシュート0に押さえ込まれたジェフでしたが、観ていてなぜだか不思議と負ける気がしませんでした。神戸にセットプレーから先制を許した後も、後半逆転できるだろうと気楽に構えていました。

  そう感じた一番の理由が、神戸の戦い方に「強者の奢り」があるように思えたからです。J2で4年目になるジェフはほとんどの試合において、一応は「格上」と見做されることが多く、対戦相手は常にジェフを警戒して守備的に布陣してくるので、その戦術の前に幾度となく苦杯を飲まされてきました。しかし、中には柏レイソルやFC東京のように「強者の戦い」を仕掛けてくるチームとの対戦もありました。意外なことに、シーズン通しての成績は多きく差は付けられたものの、柏にもFC東京にもJ2での直接対決では決して負け越してはいないのです。J2の舞台で格上と当たるときのジェフは「異常なほどに」強いです。今期もガンバ大阪にも京都サンガにもアウェイ戦で果敢に攻撃を仕掛けて、撃ち合いの末、引き分けを演じています。残る神戸・ガンバ・京都とのホームゲームでも「強豪キラー」ぶりを見せてくれると思います。

  ヴィッセルもジェフも奪ったボールを特に出しどころがない時は、ショートパスからの攻め上がりを選択する傾向にあります。ジェフはこれまで幾度となく、そのパスを中盤でカットされての失点に泣かされてきました。今年に入ってからは特に多いように感じます。このゲームでのジェフの2得点はヴィッセルが冒したミスに逆に付け込む形になりました。「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、ジェフにしろヴィッセルにしろ、中盤のボールの回しかたが「古い」気がします。パススピードや精度よりも、選手の距離感ばかりを気にしている様子です。そんな単調なパス交換の応酬で試合が進むなか、相手の守備陣を切り裂いた、米倉のクロスとロングパスはとても鮮やかでした(トッテナムのベイルのようでした。移籍はしないでね!!)。

ヴィッセル神戸2−2ジェフ千葉  得点者 ケンペス2

スタメン
GK岡本 5.5△(セーブというよりゴールポストに守られた感じが・・・)
DF米倉 7.0☆(J2アシストトップは伊達ではない、さらなる進化を見せて代表の右サイドを奪え!)
DF竹内   5.5△(カバーリングが冴えていたが、失点0にしないとなかなか喜べないです)
DF山口(智)    5.0▲(神戸のフィジカルに経験で対抗してほしかったが・・・)
DF高橋    6.0△(米倉の活躍の影にかくれたが、逆サイドを駆け上がって攻撃の左右バランスを保った)
MF佐藤(健)   5.5△(前節はこの人の不在が全てだったのかもしれない、今や守備陣で信頼感抜群だ)
MF佐藤(勇)   5.0▲(強敵相手に強さを発揮するタイプなので、ゴールまで期待したが)
MF田中(佑)   5.5△(囲まれると良さが出ないが、抜け出すプレーは光る、あとはケンペス級の決定力があれば)
MF谷澤    5.0▲(そろそろプレースタイルの変化が必要か、最前線にいれば相手もビビるはずだが・・・)
MF兵働   5.0▲(決してプレーの質は悪くないが、もっと決定的な仕事を!背中の10番が泣いている)
FWケンペス    6.5△(「格下専用機」ではないことを証明した。来月のガンバ戦でもぶちかまそう!)

交代
MFナムスンウ 5.0▲(勝負強さはまだまだプロ経験が浅いので仕方ないが、素質十分なので早く覚醒を!)
MF伊藤 5.0▲(ジェフの中盤を変革させるだけのスキルがある筈、レギュラー奪え!)
DFキムヒョヌン 5.0▲(神戸のイグァンソンのような強さが頼もしい、そろそろCBでスタメンか?)


  

  

2013年5月13日月曜日

3人の王様と3人のスーパーサブ(5月12日第14節カターレ富山) 


  見事に3連勝を飾ってくれました。シーズン序盤の連携の酷さから「去年以下だな」と感じていた人も多かったと思いますが、連携こそ去年以下ですが、個々の「戦闘力」は外国人の的確な補強で上がっているのは感じます。それでも失礼ですが、戦力的に「負けてはいけない」チームに薄氷の3連勝には、複雑な想いが込み上げてきます。相手チームも当然必死なので予想通りにスッキリ勝つことはなかなかできません。

  的確な外国人補強とはいえ、4人中3人はベンチスタートという「余裕」の陣容を相手に見せびらかしています。相手もハードワークして消耗し過ぎると、とんでもないのが後から出てくるので、相当の脅威にはなっていると思います。「ジャイール」「深井」「ナムスンウ」というJ2の他のチームなら「絶対的エース」になれるくらいの実力派が3枚も「サブ」として控えています。なんといっても荒田(岡山)・久保(鳥取)・青木考太(群馬)といった各チームのエース級を追い出したベンチメンバーです。ベンチの豪華さなら今節のガンバ、ヴィッセル、サンガをも完全に上回っています。

  「サイドバック」の米倉が大ブレイクしていますが、これも中盤に「王様」タイプが3人いることによって、ヨネの大躍動が実現していると思います。「兵働」「谷澤」「佐藤(勇)」の3人は独特の戦術眼を持ったよいプレーヤーなのですが、いずれも周りの動きだしが無いと生きないタイプだったりします。DFを引き付けるケンペス以外では田中(佑)くらいしか飛び出すタイプの選手がいないので、「サイドバック米倉」はオプションの攻撃参加ではなく、チーム戦術の柱として、中盤のプレーヤーの戦術眼を引き出す重要な役割が与えられているようです。田中(佑)とヨネが走り続けないとジェフは機能不全になります。よって特に接触プレーが多いヨネにはヒヤヒヤさせられます(ヨネが止まるとジェフはそんなに怖くない・・・)。

  ヨネの上がりを見ていると、ガンバの二川のような「超絶的」なパス能力を持つ選手がいたら、もっともっと生きるだろうなと思いますね。実際にヨネと二川をセットで代表で使ってみる価値はある気がします(代表には清武&遠藤&ホンダがいるので二川じゃなくてもいいかも)。もしかしたらヨネの最近の充実ぶりを見ると、ドイツに行った柏の酒井よりも能力は上じゃないかとすら思います。新潟出身の酒井やウッチーは素晴らしいSBでジェフに欲しいくらいですが・・・。

  今節のジェフはヨネが上がる右サイドに兵働を配して見事に先制点を演出しました。今までヨネの上がりには兵働や谷澤から有効なパスがでたシーンは少なく、印象に残っているのは、最終ラインから山口(智)もしくは中盤から佐藤(勇)が好タイミングのパスを供給していました。もしくはジャイールが右サイドまでキープしてタメてからヨネへというシーンもありました。3人の王様でヨネとタイミングが合わないのが「谷澤」ですね。意外や意外にヨネと谷澤は「水と油」かもしれないな、そう思いながらいつも観てます・・・。




ジェフ千葉3ー2カターレ富山  得点者 ケンペス2 兵働


スタメン
GK岡本 6.0△(前半の無失点は素晴らしいですね)
DF米倉 6.0△(SBの常識を覆す「超攻撃的」スタイルをもっと貫いて!)
DF竹内   5.5 ▲(パスワークでのミスが多くてちょっと危ない気が・・・)
DF山口(智) 6.0△(随所で繰り出す一撃必殺のロングフィードが効いている)
DF大岩  6.0△(日々進化している姿が逞しい)
MF佐藤(健) 6.0△(大岩の攻め上がりのフォローで良く目立ちます。効いてます)
MF佐藤(勇) 6.0△(相変わらず体はキレてます。1度危険な取られ方をしてヒヤっ・・・)
MF田中(佑)   5.5★(攻撃陣の中で唯一落ち着きがない。パスミスが多すぎる)
MF兵働 6.5△(運動量にやや難があるが、昨日は自陣でのピンチに良く登場した)
MF谷澤    5.5▲(相手に嫌みをつけるには最高のプレーヤー。やや審判にバレてる感も・・・)
FWケンペス 7.0☆(決定力を見せつけて、味方の信頼も日に日に篤くなってますね)

交代
MFナムスンウ 5.5▲(昨日は運動量のある高橋選手の出番だったような・・・)
MF深井 6.0△(ライン際ではチーム1番に上手い選手と改めて感じましたね)
DFキムヒョヌン 6.0△(竹内選手のレギュラーを狙えるのでは?)

2013年2月17日日曜日

ちばぎんは見事でした!

  今年のちばぎんは久々に3-0の大差でジェフが勝利しました。柏レイソルの調整不足もあるのでしょうが、3バックのレイソルに対し、1トップのジェフという相手の戦術ミスでジェフが前半はシュート数でも上回る展開でした。3バックは本来は縦に速い2トップをマンマークで抑えて残った一人がカバーする戦術で、中盤の厚みで主導権を握るという主旨だと思うのですが、1トップの相手には通用しないとよく言われますね。

  今日の試合はお互いに2列目の選手がどれだけ動けるかだったと思います。柏の2列目はレアンドロ=ドミンゲス選手とジョルジ=ワグネル選手と新加入のキムチャンス選手のワールドクラスの3人です。このJリーグ最強とも言える2列目に走り勝ってしまったジェフのジャイール選手・南選手・米倉選手はとても素晴らしかったですね。試合もこの3人の大車輪の活躍で3点もぎ取りました。兵働選手のポジションが一列下がって、同じ去年と同じ4-5-1でもまったく別のチームですね。谷澤選手も今日みたいな使われ方をされ続ければ、覚醒してすごい選手になりそうな予感もします(ファン=ペルシみたく、テクニカルなウイングから「スーパー」なゴールゲッターへ変貌するか?)。

  米倉選手は日本代表の岡崎選手のようでしたね。今年から持ち前の身体能力で「ジェフの岡崎」へとプレースタイルが変わるのもいいかも知れません。フォーメーションも同じだし、左サイドから崩していく展開もどこか「ザックジャパン」を見ているような気がします。ジャイール選手は香川選手以上にやってくれそうですが、あと南選手が本田圭祐選手のように(ゴール前に入っていくタイミングは似てる?)、渡辺選手が長友選手のように(クロスだけなら勝てそう、レフティだし)なってくれたらかなりいい感じなのですが・・・。

  兵働選手・山口選手・岡本選手の3人は代表の遠藤選手・吉田選手・川島選手にそれぞれ匹敵するくらいの実力はあると思います(贔屓目なしに・・・)。ザッケローニ監督も同じ戦術を採るジェフにもしかしたら注目してくれるかも?J2見てたら、「今野選手よりジェフの竹内選手の方がいいかも」という展開もある?浦和から誰も選ばれないのに(戦術が違うし)、高橋峻希選手が右サイドバックで代表入りとかしたら面白いですね。Jで代表に一番近いサッカーのジェフということで、森本貴幸選手とかカレン=ロバート選手とか入ってきそうですね(なわけないか・・・)。

  
2013年2月17日ちばぎんカップ

柏レイソル  VS       ジェフ千葉
       0                                      3

  0    前半              1
        0                後半              2
                          得点 米倉2(16分, 60分)  南(71分)


ジェフ千葉 スタメン(4-5-1)
 
                 FW谷澤

MFジャイール  MF南  MF米倉

          MF兵働  MF佐藤(勇)

DF渡辺  DF山口  DF竹内  DF金

            GK岡本