2014年7月6日日曜日

豪快に4発快勝そして森本貴幸の蘇生 (第21節大分トリニータ)

  第19節・第20節と連続して0-1の敗戦が続き、さすがに悔し過ぎて何も書けなかったです。負けるゲームから学ぶことはいくらでもあるでしょうが、この2試合のジェフはゲームを支配しつつもシュートを外しまくるという愚行を180分間も続けました。京都に快勝したことで有頂天になり過ぎたか?・・・愚かすぎる。山瀬・大黒といった代表クラスの実力者を擁するチームには全力で立ち向かうけど、松本や福岡といった相手に対しては油断こそしてないでしょうけども、どうも力が入っていません。集中力の問題かな?という気がします。

  今節は「連敗」と「谷澤の負傷離脱」を受けて、スタメンおよび戦術を一部変えてきました。結果が出てないのに井出を使い続けるのはチームにとって必ずしもプラスにならないだろうと思っていた矢先のスタメン落ちで、谷澤&井出"テクニカル"コンビの代わりに、森本&田中の"フィジカル"コンビを使ってきました。その他は同じメンバーで、勝ち負けに関わらず圧倒的なボール支配率を毎試合誇っている兵働&大塚のコンビネーションを軸に、前線とサイドに球際の強い選手が配されました。

  兵働が大塚や佐藤(健)との細かいパス交換からリズムを作って、サイドの深いところにロングの浮き球を配給できるのがポイントのようです。今年のジェフは圧倒的に左サイドからの攻撃が多いと言われていますが、今日は1点目、2点目、3点目と全て右サイドからの仕掛けでした。ここまでスカウティングと違う戦術で攻撃を仕掛けられては相手チームもひとたまりもないですね。いきなりの"左足"クロスから先制点をアシストして自信を持ったようで、今日の田中は一貫して迷いがなかったですね。

  とにかく球際に強い選手が多いと攻撃に迫力がありますね。大塚はちょっと苦しいものがありましたが、森本&田中のコンディションが良かったこともあるでしょうが、ケンペス並みの強さを発揮してくれてだいぶ試合が楽になりました。兵働のロングパスが50:50のボールだとしても、かなりの確率でマイボールにできるというのが大きいです。大分には失礼ですが、この攻撃がJ2屈指レベルのDFにどれだけ通用するかが後半戦の関塚ジェフの行方を左右しそうです。

  森本、田中、山中が次々と結果を出したので、チーム編成もいろいろと悩ましくなりそうです。兵働&大塚の軸を残して、谷澤(&井出)をベンチに座らせる編成になるんでしょうか。それとも新戦力が発表されて関塚色の強いスピーディな攻撃を繰り出すチームに生まれかわるのでしょうか?


大分トリニータ2ー4ジェフ千葉  
得点者 (大)風間、高木  (ジ)森本2、ケンペス、山中

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