2014年4月21日月曜日

田中佑昌 のスピードにみんな合わせろ!(第8節カターレ富山)

  いやーそれにしても中島翔哉選手はスゴい!19歳の選手とは思えないくらいに、自分のプレーの有効性がよくわかっています。ジェフの20歳井出揺也もテクニックでは負けてないのですけど、足元でボールを止めるスタイルのプレーがどうもドリブラーとしての魅力を半減させてしまいます。今日の2列目は全体的に酷かった・・・。谷澤は悪い頃の「軽いプレー」が随所に飛び出し、大チャンスを大ピンチに変えてしまい味方の士気を下げるようなプレーが多かった。

  そして絶不調と言っていいくらいに長いトンネルから抜け出せない町田。なんだかどんどん自信を失っている様子。ファンとして勝手なことを言うと、ここは一旦大塚にレギュラーを奪われて再び奮起しないときっかけが見えないのではないかと思えるほど・・・。代わって入った大塚も対してプレッシャーもきつくないのに何も出来ない。これはお金を払ってスタジアムやスカパーで見てる人は怒っていいほど。ファンからは右SBの天野に対して辛口な風潮があるようですが、今日のジェフの中盤のボールロストっぷりは「酷過ぎ」で、あれだけ連続してカウンターを喰らってよく1点で済んだなと幸運を感じるレベルでした。

  あまり戦術的なことに口出しすべきではないですが、ジェフはサイドでプレーしたい選手が渋滞を起こしていて、それでもゴリゴリと細かいパスなどで前へ行こうとします。たとえ個々の技術で勝って前にすすめたとしても、ショートパスとドリブル突破でやっとサイドをえぐるだけですから、相手は少ない人数で前を塞げますし、真ん中でマークを付けて守ればいいだけですので大した脅威にはなりません。今日のジェフのチャンスはほとんどが富山にマークさせる暇なく、ゴール前へ入れていった速い攻撃ばかりでした。

  しかしこの「速い」攻撃が今日は最前線に田中を配する布陣ではとても有効で、田中選手はトップスピードで飛び出しても、そこからダイレクトでゴール前につなげる「粘り越し」はチーム最強レベル。走りながらのプレーなら町田、井出よりも正確で味方につなげたり、フィニッシュに持ち込む能力は断然に高いように感じます。ワイドに両サイドを使うことが出来るジェフとしては、中盤の底から兵働が、あるいは最終ラインの山口(智)と大岩が一気に、田中の前方にロングボールを供給する形が良い時のジェフでした。

  富山は引いてスペースを与えない戦術でしたが、相手から見て読み筋のサイド攻撃に依存するのではなく、もっと怖がらずに真ん中に縦パスを入れて、相手の守備を引きつけながら、敵陣深い位置で中村、天野がサイドでボールを受ける形がジェフの最も得点の匂いがした瞬間でした。天野はゴールに近づくとジェフの他の選手よりも大胆なプレーが出来るので、相手にとってはかなり恐い選手です。あまりにも得点不足に悩むようなら右サイドの2列目で使ってもいいかもしれません。

  それにしても前節に引き続き低調なゲームだったように思います(怒)。次はなんと恐るべきカード!フクアリでの讃岐戦。こんなことは想像してはいけませんが、東京ヴェルディ、カターレ富山と今期低調なチームにことごとく勝ち点を献上してきたわけで・・・、まさか讃岐にJ2初勝利をプレゼントするなんてことはあってはならないわけですが・・・。ここにきてチーム作りは振り出しに戻った感じが。それでも山口慶キャプテンの不在の中チームを最後方から鼓舞し続けた、ジェフのナンバー「2」大岩一貴。相手の韋駄天小僧(失礼)・中島選手の突破にも動じずに落ち着いてゴール前を固める姿には「カタルシス」すら感じました!今後に大きく期待したいです!


試合結果 富山1ー1ジェフ 得点者 中村(ジ) 大西(富)
  

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