2014年5月11日日曜日

2点先制されてから始まるサッカーなんて・・・(第12節FC岐阜)

  こんな言い方してはいけないですが、これはこれで「面白い」! 相手に2点のハンデを上げる・・・そこから追い上げるのが、これ以上ないくらいにスリリングで見ていて最高に面白いです。2試合連続して2点を献上しましたが、さすがに3点目はマズいとばかりに大岩や岡本の表情が引き締まります。そこから2試合合計で5ゴールぶちこんで反撃したわけですが、大塚の美技ゴール以外は外国籍選手によるもの。連戦の疲れもあってか谷澤・兵働の2枚看板は相手を圧倒するほどの集中力をなかなか発揮できず・・・それでも相手を押し込む底力はまだまだありますね。

  オサスナやマジョルカといったスペインリーグで下位のチームに2点先制されたレアルやバルサが取り返しにいくくらいの迫力があります。2点先制されているのに、不思議と負けている気がしないほどに連続して繰り出される波状攻撃。追いつくのも時間の問題だろうというヘンな確信すら起きる。そういえば去年もこんな後半全開のサッカーをやっていた時期があったっけな。これこそが鈴木サッカーの神髄なのかも!?追いついて逆転したときに感じる「カタルシス」はファンとしては至上の喜びなのは間違いない。

  さて今節は最後の最後で森本が決めていればシナリオ通りだったのですが、セリエAでゴールを量産した時代が遠く霞むような幕切れでした。残り5分で登場したナムスンウもちぐはぐなパスミスを連発して、ちょっと水を差したかも。もはや相手DFはギリギリだったのだから、早いタイミングで森本とケンペスに50:50のボールを供給すれば、空中でもグラウンダーでも競り勝ってくれそうな予感で、監督もナムスンウのダイレクトパスに期待していた節もあったと思うのですが、結局2回のタッチでボールロスト2回という残念な結果に終わってしまいました。今季初出場で残り5分の出場ではやむを得ないですが・・・。

  前節の群馬も今節の岐阜も後半にチームの戦闘力が大きく落ちていたわけで、このレベルの相手を確実に仕留められないのは「大問題」だと思います。去年までのジェフならば大差で2連勝していたでしょう。J2での二桁順位という未知の領域でさまよい続けるチームを牽引して、プレーオフ圏内へ導いてくれるのは誰か?できれば2位になってくれると有り難いですが・・・。

  さて次節はモンテディオ山形とのアウェーゲームです。今季から新加入したJリーグではおなじみのディエゴが、チームの中心となって躍動していて恐いです。これまでの相手には見られなかった個の力がみなぎるディエゴを誰が止めるのか? 田中佑昌とキムヒョヌンが2人がかりで行っても止められるのか? 今回もまた2点献上してしまったら、やや苦手意識がある山形が相手のアフェイですから、選手が意気消沈してしまいそうな予感。こうなったらナムスンウを先発させて、なにが何でも先制点を目指すしかないか・・・・。


岐阜2−2ジェフ  得点者 比嘉・田中 (岐)   ケンペス2(ジ) 

  

  

  

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